2月25日に行われたオンライン記者会見にてRIZIN榊原代表が吉成名高選手を招き、ムエタイ関係者に謝罪されました。また吉成名高選手も榊原代表に謝罪し、お互い謝罪したところで仲直りという一幕がありました。
経緯についての当時の詳しいまとめはこちら
この経緯について今回はまとめています。
榊原代表が吉成名高選手を名指しで批難
12月26日那須川天心選手と五味選手とが戦うことが決まった会見中に榊原代表が、
突如吉成名高選手に今回もオファーを出しておりました。ただ、12月の10日に出れないとう回答を吉成選手からもらった。手のひらの上にのせられたチャンスをその場でつかめなかったら、スターになんかなれないと思うので、本当に悔しいし、残念です。」と述べておりました。
この発言を受けすぐに吉成選手は、「今回の大晦日、那須川天心選手との試合のオファーはいただきました。正直、逃げたと言われるような行動はしていないです。事実と異なることが伝わってしまい悲しいし悔しいです。」とつぶやいておりました。
榊原代表 「ムエタイが日本の中でメジャーなスポーツとして日本中・世界中の人を魅了することは、はっきりいって無いと思う。」と発言
ただ会見後の記者による囲み取材の最中にこれを聞かれた
榊原代表は「『正直何言ってんのかな?』って感じです」といら立ちを見せ、
「だったら天心の名前を出すべきじゃないし、ウチのRIZINとかにも天心とやることを匂わせて試合をするべきじゃないです。昨日今日、2週間前に提案したわけじゃなくて、1年前から『今年の大晦日に天心を目指していくんだよ』『分かりました』って言ったのがスタートの話なんで。
条件が合わなかったんじゃなくて、立つ勇気がなかった。
実際12月5日に55kgで彼は一応試合してるじゃないですか。
そこでやってみて、『55kgでやったけどパンチはいつものように入ってるのに相手が倒れないんです、これじゃ天心に勝てません』という風になったんじゃないですか?悪くは言わないけど、感情的になっちゃいます」と怒りをあらわにしておりました。
さらに加える形で榊原代表は、「RIZIN的にもずっと名高を光らせてきたわけですし、『ワンチャン名高天心あるのかな』って、前回の名高戦のときの名高の煽りVもそういう煽りにしてますよ。本人ともそういう共通の認識の中でそこに積み上げたはずなのに、最後でスカされた。
ホント勝ち負けを超えたところに価値があるし、僕は名高にも、ムエタイ・立ち技だけど似て非なるものでムエタイという競技から敢えて那須川天心というキックボクサーに相手のルールを飲んで体重も彼の体重に合わせていってでもチャレンジをする。その結果、万が一負けたとしても……何も失うものない。僕はそう思います。
ムエタイが日本の中でメジャーなスポーツとして日本中・世界中の人を魅了することは、はっきりいって無いと思う。残念ながら」と今後のムエタイについても語りながら感情をあらわにしておりました。
榊原代表のムエタイ批難にムエタイ関係者が怒りの声
この一件でムエタイ関係者もコメントする事態となり、
WBCムエタイ王者のケオセンさん
条件が合わないのに試合する事を美徳としないで欲しい。 名高君は吉成名高という名前を守っただけで、当たり前で当然の選択。と述べておりました。
実際吉成選手のマネージャーの方も53.5キロキックルール 55キロ肘ありのどちらかで やりたいですとお願いしていました。55キロで天心選手とも戦う準備もしていました 逃げたではなく 条件が合わなかったが一番正しい表現です。と加えております。
またタイの名門ムエタイジムの日本支部が、
RIZINは完全にムエタイと決別だな。とRIZINへの怒りを示しております。
榊原代表と吉成名高選手、両者が謝罪し、吉成選手はRIZINLandmark2参戦へ
2月25日の14:30から行われたオンライン記者会見にて、吉成名高選手も出席し、両者今回の騒動について謝罪し、3月6日に行われるRIZINLandmark2にて、吉成名高選手が出場することが発表されました。
キックルールでの参戦ということで、試合が楽しみですね。
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